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ハイクオリティの3Dプリンタ

テクニカル分析を究めた結果どうなったか。
当たるようになったのか。
確率はたしかに大いに高まったのだが、なんと思惑とは逆。
次のような考えに至ったのである。
「どんなに精微な検討を加えようと未来の結果が確実には予測できない以上、無意味な絶対を求めるのはやめて、当たった時にいかに儲けるか、そして結果的に資金が増えているかどうかに目的を特化すべきだ」と。
買い目の選択も「当てるのではな- 、あ-まで当たる確率を高めることに徹するべきだ」と。
第二章で紹介する手法、特に原点の馬法の方程式は、そのベースであり、一回の的中でそれまでのすべての損失金を回収し、なおかつプラス収支に導-投資法として、大いに脚光をあびた。
だが、これは、最初に申し上げたように、あくまで競馬で喰っていこうというような極めてディープな競馬ファン御用達のものであり、手法を進化させればさせるほど、その傾向が強-なっていった。
傾向は傾向で、非常に簡素化されたもの、ビギナーにも使えるものを開発したつもりではあったが、それでも流れとしては、どんどんディープでマニアックになっていったと、一競馬ファンに戻った今は、はっきりとわかる。
なぜなら、一回の的中でそれまでのすべての損失金を回収し、なおかつプラス収支というのは、それだけ投資金が膨らむことは明らか。
さらには、そのプラス金額で喰ってい-というのなら、さらなる金額を投じる必要があるからだ。
それでも、一回の的中ですべては目論見どおりになり、その的中確率もテクニカル分析によって、どんどん高まっていったのも事実。
また、投資手法そのものにもリスクヘッジをかけ、一度に多額な投資金を必要としない方法等も次々と開発されてはいったのだが、やはりそうであっても、ディープな競馬ファン向けというベクトルからは脱し得なかったと思う。
少なくとも私が会長をしていた時代はそうであった。
自戒はこれ-らいにして話を進める。
株におけるテクニカルは、ファンダメンタルズも織り込まれている。
競馬でも人気を対象とするなら、ファンダメンタルズが織り込まれている。
成績や気配を受けての人気なのだから当然だろう。
そして、たとえば単勝1番人気ならば、3 0%の出現率を切る年は過去にはな- 、今後もおそら-あり得ない。
ならば、1 0レースに3レースの的中期待値はあり、大きなストレスを感じないタームで的中は味わえる。
不的中期間の最大値や、出現リズムも調べつ-し、その上で、つまりタイミングも考慮した上で「一度の的中でこれまでのすべての損失金を取り戻し、目論見通りの儲けを出す」ように馬券購入金額を決めていけば、「絶対」に負けない。
「絶対」に儲かる。
これはある程度の経験がある競馬フアンならば納得していただけると思う。
その手法の主なものは二章でしっかりと成り立ちからダイジェストで紹介するが、絶対のない競馬において、あえて「絶対」を使った意味がわかっていただけるはずだ。
それでも、これはやはりプロ御用達なのだ。
考え方、手法を理解しておくことは、一般競馬ファンの立場になった今でも、非常に有効であることは実感しているが、「確率を極めて」 、大きな金を賭けるには、競馬に集中し切らないといけない。
集中できる立場でなければ無理だ。
株でいえば、確実に取れそうな小さな値幅に大きな金額を張り付けるのと一緒で、目論見通-にいかなかった時のストレスはたいへんなものになる。
過日のように、毎週、毎週、全レースに注目できていた時代ならいいが、今は不可能。
株も競馬も専業もし-はそれに近い状態でなければ、そういった勝負はしに-い。
できな蛇足かもしれないが、もう少し解説を加える。
今、「確率を極めて」と述べたが、数々の指標の紹介はわかりにくくするだけだろうから省く 。
指標はなくても、2倍のオッズの馬と100倍のオッズの馬では勝つ確率が違うのは誰にもわかると思う。
必ず2倍の方が勝つわけではないが、単純に2倍の方が当たりやすいのは間違いない。
これは異論がないと思う。
専業ならば、その2倍の内容まで確かめ、勝負する価値はあるかもしれない。
1 0万円の利を目論むならば1 0万円を投じればいい。
確率は十分にある。
さらには負けても、専業ゆえに取り返す場面はいくらでも見出せよう。
しかし、負ければ1 0万円の損。
一般競馬ファンにはつらい。
同じ1 0万円の利を目論むとしても100倍ならば-QO0円で済む。
いちいち取り返すことを考えな-てもいい微々たる損。
一般競馬ファンには、断然相応しい投資法ではないだろうか。
そして、現在、私がおこなっている競馬は、明らかに後者に近いものなのである。
一見確率の低いものだが、それでもしっかりと勝っている。
大いに楽しんでいる。
趣味は競馬新聞を読むこと現在、競馬は私にとって趣味である。
だが、もし、「趣味は何ですか?」と問われた時には「競馬」とは答えにくい。
世間体が悪いからではない。
趣味はこれですと言い切れるほどやってはいないからだ。
この一年間でも一ケ月まるまる馬券を買わないこともあったし、テレビ観戦、ラジオ観戦もままならないことも多い。
ただし、競馬新聞にはしっかりと目を通す。
馬券が買えなくても、観戦ができな-ても、開催日ごとに競馬新聞を二紙ずつ、購読している。
よって、「趣味は何ですか?」の質問には「競馬新聞を読むこと」と答えるのが相応しいように思う。
ちなみに、この習慣は、日本競馬投資協会の会長時代に身に付いたものではない。
ディープな競馬との関わりから離れ、一競馬ファン、極めてライトな競馬ファンに戻ってからの習慣である。
なぜ二紙なのかは後で述べるとして、馬券も買わないのに、なぜ競馬新聞を読むのかといえば、それは、四季報を購読するのと同じ理由である。
章をひとつ立てて詳し-後で述べるが、四季報相場と同様、ほとんどの競馬ファンが拠り所にしている以上、これを無視することはできない。
さらには、掲載されているファンダメンタルズを読み解く面白さに目覚めたという部分も正直ある。
そう、面白いから競馬新聞を読んでいるのである。
ご存じの方も多いと思うが、競馬新聞の印は木曜深夜が〆切というのが基本。
つまり、評論家やトラックマンは枠順が決まっていない段階で、印という結論を出さないといけない。
内側有利、外側有利と、枠順によってはっきり傾向が分かれる馬場状態の時が少なからずあるにも関わらず- 。
これがまず、面白い。
垂たい印を打った馬が明らかに不利な枠を引いた時は、じくじたる想いだろう。
もっとじ-じたる想いをするのは、その印に乗せられて外れ馬券をみすみす掴まされる一般競馬ファンかもしれないが。
こう書いてみて、面白がるのはよくないと反省し、興味深いと改めるが、一番興味深-感じているのは、実は展開なのである。
競馬はゴール板をどの馬が最初に通過するかを競うものだ。
よって、展開は最も重要。
「最も」と言い切るのは多少語弊があるのだろうが、少なくとも「時計」や「血統」よりも重要である。
誰もタイムを競ってはいないし、血統の善し悪しも関係ない。
予想という側面からは無視できない一要素であろうが、それ以上でもそれ以下でもない。
対して展開は違う。
逃げ馬が最もゴール板に近いことは間違いないし、ペースが速ければ逆にそこまで脚がもたない。
展開を読むことはどの馬が真っ先にゴール板を通過するかを読むことに直結すると言っていい。
よって、「最も」重要だと私は考え、その前提で競馬新聞を読み込むのだが、単純に掲載されている展開予想に乗るわけではない。

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